NPO法人（特定非営利活動法人）は、社会課題の解決や公益を目的に活動する法人格で、子ども食堂や環境保護、災害支援など幅広い分野に対応します。任意団体やボランティアと異なり、法人名義で契約・銀行口座を開設でき、信頼性や継続性が高まります。設立には「NPO法」で定められた20分野に該当する必要があり、通常のNPO法人に加え、寄附税制の優遇を受けられる認定・特例認定制度もあります。メリットは助成金の申請やスタッフ雇用のしやすさ、会計の透明化など。一方、社員10名・理事3名・監事1名が必要で、認証や年次報告など事務負担があります。一般社団法人は活動分野の制限がなく設立も容易ですが、助成金や寄附の税優遇は限定的。利益は活動に再投資すれば問題なく、給与の支払いも可能です。設立には基本事項の検討、書類作成、設立総会、所轄庁への申請、登記を経て約4〜6か月かかります。社会貢献を本格的に進めたい団体にNPO法人は適しています。